メッセージ

誠実に、正直に。

父がこの地に医院を開いてから、半世紀以上が経ちました。大学病院で小児眼科の専門医として勤務していた私がそのバトンを受け継いだのは、1998年のことです。以来、私が貫いてきたのは「地域医療」と「専門医療」の両立という理念です。地域の方にいつでも頼っていただける身近な存在でありながら、大学病院レベルの専門的な治療も提供する―それによって、どこに相談すれば良いか分からずにいる患者様の「受け皿」になりたいと、強く願ってきました。

専門性の高い医療を維持し、発展させていくためには、共に歩んでくれる仲間の存在が必要不可欠です。今回、長年勤めてくれたスタッフの退職に伴い、新しい看護師の方をお迎えすることになりました。眼科での経験は問いません。むしろ、真っ白な状態から私たちのやり方を素直に吸収してくれる方に来ていただきたいと思っています。

私自身、72歳になった今も、日々の診療から学び、技術を磨く「鍛錬と修練」の毎日です。スタッフにも同じように、自ら考え、成長してほしい―だから、私は「管理」するのではなく、「信じて任せる」という教育方針を取り入れています。

あなたの誠実な仕事が、患者様の笑顔に繋がる。

その喜びを、ここで分かち合えることを楽しみにしています。